クラリセージの使い方
【おすすめの使用法】精油の使い方
芳香浴・入浴・トリートメント・ヘアケア・スキンケアなどがあります。
クラリセージはホルモンのバランスを調整する作用があり、婦人科系のトラブルに役立つ心強い精油です。しかし、妊娠中は芳香浴以外、禁忌の精油ですので気をつけてください。
月経時の下腹部痛には、キャリアオイルにクラリセージを加えたトリートメントオイルで下腹部から下背部に塗り、一日2～3回トリートメントすると痛みが緩和されます！
スイートアーモンドオイルなどのキャリアオイルを30mlとした場合、精油は6滴を目安に加え、トリートメントオイルを作ります。
お風呂に入れる場合は、クラリセージ2～3滴を天然塩30ｇほどに混ぜて湯ぶねにいれます。よくかき混ぜてから入りましょう。
肩こり、腰痛などにも効果的ですので同じ要領で作ってみてください。
注）精油は高濃度に凝縮されたものなので原液のまま皮膚に使用することはできません。必ずキャリアオイル、または水などで1％以下に希釈して使用しましょう。
こころ・からだ・肌への作用
抗うつ作用、子宮強壮作用、通経作用、ホルモン調節作用、鎮静作用、鎮痛作用、催淫作用、他。
■心へのはたらき
産後うつ、ストレスなどで、心もからだも疲労しきっているとき、芳香浴をすると、香りがやさしく包んで幸福感を与えてくれます。
■体へのはたらき
子宮の強壮剤として、更年期障害や、PMSなど女性特有の症状をやわらげるのに有効です。出産時に用いれば分娩を促進し、痛みをやわらげる効果があります。
娘の出産時のこと。子宮の開きはまだ少ないので今夜は無理で明日になるでしょう。と言われていたのでクラリセージのトリートメントオイルで背中や腰、脚などをマッサージ、足裏のツボも押してやり一旦私は帰宅。1時間後に産まれました！と連絡が入りアロマの凄さを実感しました。
■肌へのはたらき
髪の毛の成長を促進させ、頭皮のケアにもお勧めです。皮脂バランスを調整する作用があるので、過剰な皮脂やフケをおさえる効果があります。
緊張したり、パニックになったとき、気分を落ち着かせ、明るい方向に導いてくれます。
クラリセージの使用上の注意：通経作用があります。特に妊娠初期では流れることが懸念されますから絶対に使用しないでください。また、催淫作用があるため、車の運転など集中力が求められる場合は使用を避けましょう。
クラリセージのプロフィール
- 学名：Salvia sclarea
- 科 名：シソ科
- 原産国：南フランス、モロッコ、イギリス、イタリア、ロシア
- 抽出部位：花の先端と葉
- 抽出方法：水蒸気蒸留法
- ノート：トップ～ミドル
- 香りの特徴：甘味のあるナッツ系の香り
- 香りの系統：ハーブ系
- 成分一例：リナロール、スクラレオール、酢酸リナリル
標高1000ｍほどの乾燥した土地で初夏に花をつけるハーブとして知られています。この深みのある香りが気持ちを高揚させたり、幸福感や陶酔感をもたらします。
女性ホルモンに似た働きをする成分が含まれているので女性特有の月経前症候群や更年期障害などの症状をやわらげてくれます。
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