パチュリの香り効果と効能｜おすすめの使い方

パチュリの香り効果と効能
パチュリ（精油）の使い方
おすすめの使い方
パチュリのプロフィール

パチュリの香り効果と効能

血行促進、強壮作用、エモリエント作用、うっ滞除去作用、解熱作用、抗うつ作用、抗ウイルス作用、抗炎症作用、催淫作用、収れん作用、細胞成長促進作用、殺菌作用、殺虫作用、消毒作用、鎮静作用、デオドラント作用、利尿作用、殺真菌作用などがあります。

■心へのはたらき

鎮静効果があるので、感情のバランスをとり、情緒を安定させイライラを抑えます。情緒が安定するので、直面している問題に対して慌てずに客観的な判断ができるようになります。

■体へのはたらき

ストレスをやわらげたり、食欲を抑制する働きがあるのでストレスによる過食を防いでくれます。血行がよくなり、冷え性やむくみ改善にも効果的です。利尿作用があるため、セリュライトにも効果があります。

■肌へのはたらき

収れん作用や、細胞成長促進作用があり、たるんだ肌を引き締め、若々しく保ってくれます。虫刺され、水虫、湿疹などにも効果があり、ダイエット後や産後のたるんだ皮膚の改善にもすぐれた効果を発揮します。傷を早く治したり、小じわにも有効的です。炎症や手荒れの改善にも役立ちますよ。

パチュリ（精油）の使い方

※パチュリは、年数がたてばたつほど、品質と香りがよくなるという性質をもっています。他の精油とブレンドすると、香りを長持ちさせる保留剤となります。

注意）多量に使用すると刺激作用をもたらしますので気をつけましょう。香りの持続性が高いため、香りを残したくない時はブレンドするとき少量から始めましょう。また粘度が高く、水に分散しにくいです。妊娠中の使用は避けてください。

香り：スモ―キーで墨汁を思わせるような香りで、甘くスパイシーな土の香りが美肌へ導いてくれます。

パチュリのプロフィール

学名：・Pogostemon cablin（ポゴステモンカブリン）
　　　・Pogostemon patchouli（ポゴステモン　パチュリ）
科名：シソ科
主産地：インド、マレーシア、ビルマ、パラグアイ
抽出部分：葉
抽出方法：水蒸気蒸留法
主要成分：パチュリアルコール（特徴成分）、パチュレン（特徴成分）、クミンアルデヒド、オイゲノール
ノート：ベース

パチュリは、肥えた土地だけで育つ1ｍほどの多年草で、若い葉を摘んで乾燥させ、さらに発酵させてから精油を抽出します。

マレーシアでは毒蛇や蜂に刺されたときの解毒剤として、中国や日本では、薬として使用されてきました。

インドでは木の葉を乾かして、衣類などを虫食いから守る防虫剤としても利用されており、19世紀初めごろからイギリスなどに輸出するカシミア製品の防虫用に使われたため、オリエンタルタイプの香りとして有名になったようです。

パチュリは、最初は苦手な香りの一つでしたが、小じわに効果があることを知ってからは、スチームやバスタイムに使うようになりました（笑）その時の身体が求めているということもありますが、今では、なくてはならない香りになっています。
余談ですが、占星術的にみると、パチュリは、天体の太陽、土星、冥王星とも関連しています。