カモミールティー
ハーブティーとして世界中でもっとも親しまれているカモミール。腹痛や風邪などの民間薬としても知られているハーブティーです。
カモミール・ジャーマンと、カモミール・ローマンがありますが、ローマンの方は、ハーブティーにすると少し苦味があります。
花はどちらもリンゴのような香りはしますが、ハーブティーにリンゴの香りはあまり期待しない方がいいかもです。
しかし、飲みやすく心を穏やかにしてくれ、就寝前に飲めばいつのまにか眠ってしまっています。ハチミツ、レモン、ミルクなどと一緒にいかが?作り方はこちら
老若男女問わず愛飲でき、不眠症にも効果ありなので、寝つきの悪い子供に飲ませようと思いましたが香りを嗅いただけで断られました 苦笑
女性の悩み、あれもこれも解消してくれる嬉しいハーブです(笑)
ハーブティーは身体にいいことはわかっていてもポットに入れて蒸らしてとか考えただけでも「面倒くさくて・・」といわれる方が多いのですが、、そういう場合はティーバッグを求められてはいかがでしょう。
有名どころではこのPOMPADOUR ポンパドール・・業務スーパーにも売っていました。笑
ティファールの電気ケトルだと瞬時にお湯が沸くので、苦痛にならないです。カップにティーバッグを入れ熱湯を注いでフタをして5~8分待つだけ。香り(アロマ)効果も得られます。
カモミールティーの目的別おすすめブレンド例
■ガスが溜まるとき
胃腸に働きかけるハーブを使います。これらをブレンドしたハーブティーを飲みましょう。便秘が原因でおなかにガスがたまってつらいときの解消になります。
・ジャーマンカモミール・・小さじ1
・フェンネル・・小さじ1
・ペパーミント・・小さじ1/2
・熱湯・・約180~200ml
■生理痛
分娩準備に使われることで知られているラズベリーリーフには収れん作用があり、
生理痛に効果的です。ジャーマンカモミールはホルモンのバランスを整えてくれます。
・ジャーマンカモミール・・小さじ1/2
・ラズベリーリーフ・・小さじ1/2
・熱湯・・約180~200ml
この配合のハーブティーを飲みましょう。
■ストレスを解消したい
生理痛が原因のストレスもあるかもしれませんね。下記のレシピがおススメです。
・ジャーマンカモミール・・小さじ1/2
・チェストツリー・・小さじ1/2
・ラベンダー・・小さじ1/3
・熱湯・・約180~200ml
■眠れないとき
早く寝ないといけないのに眠れない・・あせるとよけい眠れない・・なんてことありますよね。特に更年期障害の不眠で悩まれている方は多いです。ホルモンのバランスを整える働きや、鎮静作用のあるハーブを選びます。香りとやさしい風味をゆっくり味わいながら飲むとリラックスしてぐっすり眠れるようになります。
・ジャーマンカモミール・・小さじ1/2
・サフラワー・・小さじ1/2
・ローマンカモミール・・小さじ1/2
・熱湯・・約180~200ml
■落ち込み、不安なとき
こちらも、更年期障害が原因?この頃から肉体的な変化にたいする不安がでてきます。ホルモンのバランスを整えましょう。
・ジャーマンカモミール・・小さじ1
・セージ・・小さじ1/2
・ホップ・・小さじ1
・ヤロウ・・小さじ1/2
・ラベンダー・・小さじ1/2
・熱湯・・約180~200ml
■目のかゆみに
花粉症などで目のかゆみや鼻づまり、鼻水などの不快な症状に効果的なハーブティー
・ジャーマンカモミール・・小さじ1/2
・アイブライト・・小さじ1/2
・エキナセア・・小さじ1/2
・熱湯・・約180~200ml
ジャーマンカモミールには消炎作用があり、アイブライトは古くから目の薬として使われてきました。エキナセアは抗アレルギー作用があります。
ハーブティーの浸剤を使う方法
■目の疲れに
コンタクトレンズや長時間のパソコンなどで、目が疲れたり、乾いたりすることってあると思いますが、そういうときは、ハーブの浸剤をつかってコットンパックをします。
・ジャーマンカモミール・・大さじ1
・熱湯・・200ml
ハーブティーより5分程長めに蒸らし、冷めてからコットンを浸して軽くしぼり、まぶたの上にのせるだけ!簡単でしょ?
■肩がこりすぎて気分が悪いとき
作り方は目の疲れと同じで、コットンがタオルに変わる分ハーブとお湯を多く使います。
・ジャーマンカモミール・・10g
・熱湯・・1000ml
浸剤を洗面器に入れ、短冊折りにしたタオルを、両端を持って浸けます。浸かったら取り出して軽く絞り肩の上に5分ほどのせておきます。
血行をよくし、炎症を抑える効果があります。
■腰が痛いとき
長時間イスに座っていると起りやすい腰痛。腰の筋肉が委縮して血行が悪くなっているんですね。鎮静、消炎作用のハーブで痛みをやわらげましょう。
・ジャーマンカモミール・・3g
・タイム・・5g
・ラベンダー・・2g
・お湯・・適量
上の3種類のハーブを布袋か、お茶パックにいれておきます。約38℃のぬるめのお湯をためたバスタブにハーブを入れてゆっくり浸かります。血行を促進し、疲労回復効果もありますよ。
■足が疲れたとき
足浴をすると足が軽くなりますよ!
・ジャーマンカモミール・・10g
・熱湯・・適量
洗面器にハーブを入れ、ハーブが浸かる程度の熱湯を注ぎます。蒸気が逃げないようにタオルなどで覆い、3~5分蒸らします。水を加えながらよくかき混ぜて両足のくるぶしまで浸るくらいにし、5~15分位足をつけておきます。冷めたら差し湯できるように側にケトルなどを用意しておきましょう。
乾燥ハーブを使う場合、お茶パックなどに入れると後始末が簡単です。
■冷え性・・手浴
昔から冷えは万病の元といわれています。我慢せずに対処していきましょう。いつでも手軽にできる手浴をします。
・ジャーマンカモミール・・大さじ1
・熱湯・・適量
やり方は足浴と同じです。洗面器にハーブを入れ、ハーブが浸かるくらい熱湯を入れます。蒸気が逃げないようにすぐタオルなどで覆います。
3~5分ぐらいでフタをとり水を加えながら温度調節をし、手をいれます。できれば肘までつけるといいですね。
ジャーマンカモミールには、ホルモンのバランスを整える働きがあります。手をお湯につけながら大きくゆっくりと深呼吸をしましょう。
■冷え性・・全身浴
発汗作用のあるジャーマンカモミールと、血行を促進するローズマリーを使います。
・ジャーマンカモミール・・5g
・ローズマリー・・5g
・お湯・・適量
2種類のハーブを、布袋か、お茶パックに入れ約38℃くらいのバスタブの中にいれます。寝る直前に入った方がポカポカしていい感じです。
全身浴や手浴、足浴にハーブを使う場合、お茶パックなどにいれて洗面器やバスタブにいれて使いますが、お茶パックごと鍋に煮出した浸剤を使うと香り共により効果が得られます。
バスタブの着色が気になるなら、お湯は早めに抜いて流した方がいいでしょう。
カモミールの効能
主産地はエジプトです。女性の悩みに対応してくれるやさしいハーブです♪
心へのはたらき
ストレスや不安を取り除いてくれます。心が穏やかになり、リラックスできますよ。
女性にしかわからない生理前のイライラはなんとかしたい。そういうときにおススメのハーブティーです。抑うつ的な気分も好転させます。
不眠症に効果あり!あれこれ考えてなかなか寝つかれないとき、自然に眠りに誘います。ということで運転する前には飲まない方がいいですよ!
神経性の便秘にも効きます。
体へのはたらき
風邪のひきはじめに飲むといいですよ。また食べ過ぎて消化器官が弱ってるって感じたとき、胸やけや下痢、吐き気などをしずめてくれます。
更年期や、生理痛の症状をやわらげます。頭痛や歯痛にも効果ありますよ!
女性に多い、冷え性や貧血を改善してくれます。
肌へのはたらき
冷めたカモミールティーは化粧水としても使えます。が、早く使いきってください。
他に、お風呂にいれるとお肌がすべすべしっとり~。傷や湿疹、やけどの治りを早めるので気になるときは、多めにつくってお風呂にいれましょう。
常時 3~4種類のハーブがあるとどことなく心強いです。
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参考文献:心と体に効く