セージとは
ここでは、コモンセージ(ハーブ)の使い方・効能をお伝えします。古くから食用だけでなく、薬用としても栽培されています。「長生きしたければ、5月にセージを食べなさい」というイギリスの格言もあるほどで、セージの生えている家には病人が出ないと言われていたそうです。
花をつける直前が、最もハーブとしての効能のすぐれている時期といわれています。
Common Sage(コモンセージ)
別名:薬用サルビア
学名:salvia Officinalis
シソ科:多年草
利用部分:葉
セージの使い方・効能
■ハーブティーとして
樟脳に似たすっきりとした香りと苦味がありますが、お茶にして飲むとマイルドな味になります。
- 風邪をひいたときや元気のない時に
- 消化不良、胃もたれのときに
- 神経のバランスを整えてくれるのでイライラした時に
- 不安で眠れない時に
- 気持ちを前向きにしたい時に
- ホルモンのバランスを整えたい時に
- 生理不順や更年期障害を改善したい時に
- 頭痛をしずめるブレンドティー
セージ (小さじ1/2)
タイム (小さじ1/2)
ローズマリー(小さじ1/3)
薄くスライスしたリンゴを2~3個浮かべる
妊娠中・授乳中の方は長期の使用は避けましょう。
糖尿病や高血圧症の治療薬を服用している方も避けましょう。カフェインは含まれておりません。
ハーブティー 作り方・飲み方・使用方法がわかる!
ハーブティーとは
ハーブティーに使用するドライハーブを買い求めるときは、必ず「食用」を...
■浸剤として
- ハーブティーの2倍の濃さの浸剤でうがいをすると、のどの痛みをやわらげます
- 浸剤をリンスとして使えば白髪予防になります!妊婦さんは控えます。
浸剤の作り方
- セージの葉を熱湯に浸すと、植物に含まれる水溶性の有効成分が浸出します。この液体を「浸剤」といいます。5~10分蒸らして、茶こしでこして使います。保存はできませんので使いたい量だけ作りましょう。
■料理に使う(香辛料や生葉を刻んで使うこともできる)
- 鶏・豚・魚料理など脂肪分の多い料理に
- レバーなどの臭みの強い料理の臭み消しに
- 炒めものや、ソテーのような料理・ハンバーグや手作りソーセージに
■その他の使い方
- 手作りポプリの材料に
- ハーブ染めの材料に
- アロマバスに
セージの効能
強壮効果・消化促進・血液循環促進・浄血・解熱・殺菌・出血・切り傷・熱病・婦人科系の疾患・鎮痙・制汗・抗酸化作用など。
五感を活性化させる効能もあります。口内炎ができる人は、葉を揉んで炎症の部分に貼り付けてみて下さい。